基本情報技術者試験の過去問と解説
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平成19年 春期 基本情報技術者 午後 問02
問02   関係データベースに関する記述

関係データベースに関する次の記述を読んで,設問1,2に答えよ。

 ある情報システム開発会社は,顧客であるA社の組織情報を関係データベースにすることになり, まず,部門と所属についての設計を行った。 A社の部門は,英字2文字からなる部門コードで一意に識別できる。 A社の社員は,4けたの数字からなる社員番号で一意に識別でき,必ず一つの部門に所属しているものとする。 図1にA社の部門と所属の情報を示す。括弧内は,部門コード又は社員番号である。


   図1 A社の部門と所属の情報

設問1 次の記述中の に入れる正しい答えを, 解答群の中から選べ。

 情報システム開発会社の初級技術者B君は,案1と案2の二つの関係データベースの構造を考えた。 しかし,上級技術者から,案1と案2の両方で,A社の組織を表すには不都合な という現象が起こり,案1では, 更に という不都合な現象も起こることが指摘された。 そこでB君は,指摘に基づき,案3を考えた。 案1〜3を,図2に示す。下線は,その項目が主キーであることを表す。


       図2 案1〜3

解答群

ア 転属した社員の所属部門を,変更することができない

イ 新入社員を,登録することができない

ウ 退職した社員を,削除することができない

エ 同姓同名の社員を,登録することができない

オ 配属者未定の新設部門を,登録することができない

解答 a ←クリックすると正解が表示されます

解答 b ←クリックすると正解が表示されます

基本情報技術者試験


設問2 次の記述中の に入れる正しい答えを, 解答群の中から選べ。

A社の制度が変更され,社員が本務として所属する部門に加え,その他の1部門までの兼務ができることになった。 このたび,新設部門として宣伝(SD)が設置され,本務が営業(EG)である綾瀬恵と本務が 庶務(SM)である上戸満夫が,兼務として宣伝(SD)に配属されることになった。

B君は,これらに対応し,どの項目の内容も空にならない案4を考えた。 案4のデータベース構造において,今回の制度の変更,部門の新設及び配属の後, 兼務の登録件数(行数)は, となる。 案4を図3に示す。下線は,その項目が主キーであることを表す。


       図3 案4

c に関する解答群

ア 1       イ 2       ウ 3       エ 8       オ 9

d ,e に関する解答群

ア 氏名        イ 社員番号        ウ 部門コード

解答 c ←クリックすると正解が表示されます

解答 d ←クリックすると正解が表示されます

解答 e ←クリックすると正解が表示されます


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