基本情報技術者試験の過去問と解説
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平成16年 春期 基本情報技術者 午後 問02
問02   データベースシステム

設問1〜4に答えよ。

あるデータベースシステムでは,定期的にバックアップをとるとともに, 更新前情報及び更新後情報をログファイルに記録している。 システム障害が発生した場合は,ロールバック処理,ロールフォワード処理及び 再処理を組み合わせたウォームスタートで再始動する運用を行っている。

このデータベースシステムでは,チェックポイントで,更新前ログ及び 更新後ログへの情報書出しとデータベースへの書出しを一致させている。 したがって,例えばロールバック処理は,ログファイル上の更新前情報を使って, データベースを直前のチェックポイントの時点まで戻すことによって,整合性を保つ。

今,表の値の状態でシステムの運用が開始され,図に示すように各トランザクションを 実行していたとき,システム障害が発生したとする。

   表 システム運用開始時の値

項目
A1,000
B1,500
C3,000
D2,000
E500


注 A+100 は,その時点での A の値に 100 を加えることを表す。

▲は,コミットの発行を表す。

   図 データベースシステムの運用状況

基本情報技術者試験


設問1 システム障害が発生した時点で, 障害復旧の対象になるトランザクションとして正しい答えを,解答群の中から選べ。

解答群

ア TR1,TR2,TR3,TR4    イ TR2

ウ TR2,TR3,TR4       エ TR3,TR4

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設問2 ウォームスタートによる再始動で回復を行うとき, ロールバックが完了した時点の A 〜 E の値として正しい答えを,解答群の中から選べ。 ここで,ログファイルはすべて正常に記録されていたとする。

解答群

 項目    値  
A 600
B1,500
C3,000
D2,000
E 500
 項目    値  
A 600
B1,500
C3,000
D2,300
E 400
 項目    値  
A1,000
B1,500
C3,000
D2,000
E 500
 項目    値  
A1,100
B1,500
C3,000
D2,000
E 500

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基本情報技術者試験


設問3 ロールフォワード処理が終わった時点における A 〜 E の値として正しい答えを,解答群の中から選べ。

解答群

 項目    値  
A 600
B1,500
C3,000
D2,300
E 400
 項目    値  
A 600
B2,000
C3,200
D2,300
E 400
 項目    値  
A1,000
B1,500
C3,000
D2,300
E 400
 項目    値  
A1,100
B1,500
C3,000
D2,000
E 500

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設問4 このデータベースシステムでは,障害回復のとき, ロールバック処理及びロールフォワード処理を組み合わせることによって, 可能な限りトランザクションを再処理しないで済む復旧を行っている。 ウォームスタート時,再処理をしなければならないトランザクションとして正しい答えを, 解答群の中から選べ。

解答群

ア TR2          イ TR2,TR3

ウ TR2,TR3,TR4    エ TR4

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