基本情報技術者試験の過去問と解説
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平成28年 春期 基本情報技術者 午前 問30
問30   DBMSの更新に関する仕組み

 DBMSにおいて,複数のトランザクション処理プログラムが同一データベースを同時に更新する場合, 論理的な矛盾を生じさせないために用いる技法はどれか。

ア 再編成        イ 正規化

ウ 整合性制約          エ 排他制御


解答←クリックすると正解が表示されます

解説

ア:再編成 とは、データベースのデータを並び替える作業を指す。 基本的にデータベース上に新たなデータを追加する場合、 手近なスペースに入れてしまうためデータの断片化が発生してしまう。その結果、 容量に余裕があっても追加できないという状況なることがある。再編成はそれを 並び替えることで、より良いスペースを作り上げる。

イ:正規化 とは、データのメンテナンス性を高めるためにデータベース内で 同じ情報を2回以上記録せず、個々のテーブルは主キーから直接連想されるデータのみで 構成される様にデータベースを構築することを指す。正規化の程度によって 第1正規化から第5正規化まで分けられている。

ウ:整合性制約 とは、データが定義した規則に沿って、 重複や矛盾をなくすように格納(追加・変更・削除等)されることを保障する制約のことを指す。

エ:排他制御 とは、あるトランザクションがアクセス中の資源に対して、 ほかのトランザクションからアクセスできないようにすることを指す。このため、 データベースシステムにおいて、複数のトランザクション処理プログラムが 同一データベースを同時に更新する場合、論理的な矛盾を生じさせないために用いられる。 よって、正解である。

【平成16年秋 問69】


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