基本情報技術者試験の過去問と解説
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平成26年 春期 基本情報技術者 午前 問35
問35   IPv4で接続可能なホストの最大数

 IPv4 で 192.168.30.32/28 のネットワークに接続可能なホストの最大数はどれか。

ア 14         イ 16         ウ 28         エ 30
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解説

 TCP/IP ネットワーク上ではネットワークが膨大な広さになるため、複数の 小さなネットワーク(サブネット)に分割、管理されている。 サブネットマスク(subnet mask )とは、このサブネット内の IP アドレスのうち、 どのビットをどこのネットワークを識別するネットワークアドレスに使用するかを 定義する数ビットの数値のことを指す。

 サブネットマスクは IP アドレスのどこまでをネットワークアドレスに使用するのかを決める数値である。 IP アドレスのサイズは、ネットワーク・アドレス部とホスト・アドレス部のサイズは、 足せば常に 32bit になるという関係がある。 その結果、ネットワーク・アドレス部を広くすれば逆にホスト・アドレス部が少なくなり、 逆にネットワーク・アドレス部を少なくすれば、ホスト・アドレス部は広くなる。

 サブネットマスクでは、CIDR(サイダー)という書式が使われることもある。 例えば 255.255.255.0 は、2進数で表すと 11111111.11111111.11111111.00000000 となり、 1が 24 個続くという意味のため、CIDR 表記は「/24」となる。

 問題の /28 は、2進数で表すと 11111111.11111111.11111111.11110000 となり、 255.255.255.240 がサブネットマスクとなる。この場合、最後の4ビット(16)が 使用できる IP アドレスの数である。 ただし、0と全部1のアドレスの2つは、ホストに割り当てができないので、 14 となる。


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