平成18年 春期 基本情報技術者 午後 問05
問05 プログラム設計プログラム設計に関する次の記述を読んで,設問1〜3に答えよ。 ある通信販売会社では,期間限定のキャンペーンを実施する。 このキャンペーンに応募し,期間中の 1 回の購入金額が 3,000 円以上であった顧客に, 購入回数に関係なく賞品抽選券を 1 枚だけ郵送することにした。 このために,既存のファイルから対象となる顧客を選び,当該顧客のレコードを あて先ファイルに出力するプログラムを設計する。
〔ファイルの説明〕 (1) 売上伝票ファイルのレコードは,1 回の購入ごとに 1 件作成されている。 (2) 売上伝票ファイルは,購入日付をキーとして,昇順に整列されている。 (3) 顧客番号は,6 けたの数字で構成されている。 (4) キャンペーンに応募した顧客の顧客番号は,応募者ファイルに登録されている。 応募者ファイルには,同じ顧客番号のレコードが複数存在することはない。 (5) 応募者ファイルは,顧客番号をキーとして,昇順に整列されている。 (6) 顧客情報は,顧客マスタファイルに登録されている。 (7) 売上伝票ファイル,応募者ファイル,顧客マスタファイル及びあて先ファイルの様式を図1に示す。
図1 各ファイルの様式 このうち,あて先ファイル作成プログラムは,中間ファイルと応募者ファイルから レコードを順番に読み,突合せ処理によって,両方のファイルに存在する顧客番号について, 顧客情報を顧客マスタファイルから得て,あて先ファイルを作成する。
図2 分割した処理と入出力ファイル 設問1 前処理プログラムが行う処理のうち,購入金額が 3,000 円以上であるレコードの 抽出以外の処理として,正しい答えを,解答群の中から二つ選べ。 なお,前処理プログラムの出力である中間ファイルの様式は,売上伝票ファイルと同じとする。
解答群 ア 応募者のレコードの抽出 イ キャンペーン対象期間のレコードの抽出 ウ 購入金額をキーとする整列 エ 購入数量が正数であるレコードの抽出 オ 購入日付をキーとする整列 カ 顧客番号をキーとする整列 キ 商品コードをキーとする整列 設問2 あて先ファイル作成プログラムのモジュール構造を図3のとおりにし, モジュールの実行条件と処理を表に示すように設計した。 表中の に入れる正しい答えを,解答群の中から選べ。
図3 モジュール構造図
表 モジュールの実行条件と処理
注 条件 1 〜 3 は,どれか一つだけが成立する。 解答群 ア あて先ファイルが終わる イ 応募者ファイルが終わる ウ 購入日付が変わる エ 購入日付が対象外となる オ 顧客住所が変わる カ 顧客番号が変わる キ 顧客マスタファイルが終わる ク 商品コードが変わる ケ 中間ファイルが終わる
設問3 次のテストデータは,設問2 の表中の条件 1 〜 3 による分岐において, 処理 A,あて先処理,処理 B のすべてが実行されることを確かめるものである。 このデータ中の に入れる正しい答えを,解答群の中から選べ。
注 購入日付の値は,どちらもキャンペーン対象期間内とする。
解答群 ア 400101 イ 400102 ウ 400103 エ 400104
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