基本情報技術者試験の過去問と解説
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平成17年 春期 基本情報技術者 午前 問69
問69   リスク分析に関する記述

 リスク分析に関する記述のうち,適切なものはどれか。

ア 考えられるすべてのリスクに対処することは時間と費用がかかりすぎるので,損失額と発生確率を予測し,リスクの大きさに従って優先順位を付けるべきである。

イ リスク分析によって評価されたリスクに対し,すべての対策が完了しないうちに,繰り返しリスク分析を実施することは避けるべきである。

ウ リスク分析は,将来の損失を防ぐことが目的であるから,過去の類似プロジェクトで蓄積されたデータを参照することは避けるべきである。

エ リスク分析は,リスクの発生による損失額を知ることが目的であり,その損失額に応じて対策の費用を決定すべきである。


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解説

(ア)正しい 

(イ)誤り リスク分析によって深刻なリスクが見つかった場合は、 すべての対策が完了しないうちでも、繰り返しリスク分析を実施すべきである。

(ウ)誤り 過去の類似プロジェクトで蓄積されたデータも参考にすべきである。

(エ)誤り 損失額と発生確率を考慮して、リスク対策の優先順位およびリスク対策費用を決める。

【平成15年秋 初級シスアド 問57】


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