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平成22年 秋期 基本情報技術者 午後 問13
問13   表計算

 次の表計算及びワークシートの説明を読んで,設問1〜3に答えよ。

〔表計算の説明〕

 日用品メーカ N 社は,普及品及び高級品の二つのブランドのシャンプーを 製造販売している。原料価格の高騰によって,値上げを検討することになった。 値上げによる売上数量の減少が懸念されるので,消費者調査を行い, ブランドごとの購入意向率の価格弾力性(以下,価格弾力性という)の 分析及び価格設定に関する検討を,表計算ソフトを利用して行うことにした。

〔購入意向率及び価格弾力性の説明〕

(1) 購入意向率とは,ある商品の価格について,“その価格で購入する意思があるか” という質問に対して,調査対象者の中で“ある”と回答した者の比率である。

(2) 同じ商品であってもその価格を変化させることで,購入意向率は変化する。 日用品の場合,価格を下げることで購入意向率は高くなることが多い。 価格弾力性とは,価格を変化させた割合(価格の変化率)と,そのときの 購入意向率が変化した割合(購入意向率の変化率)との関係を示す指標であり, 次の計算式によって表される。

  価格弾力性 = −(購入意向率の変化率/価格の変化率)

 なお,ある商品の価格を P1 から P2 に変化させたとき,( P2 − P1 )/ P1 が 価格の変化率である。価格が P1 のときの購入意向率を Q1,価格が P2 のときの 購入意向率を Q2 とした場合,( Q2 − Q1 )/ Q1 が購入意向率の変化率である。

〔ワークシート:価格弾力性分析〕

 ブランドごと価格ごとの価格弾力性を計算するための ワークシート“価格弾力性分析”を作成した。そのワークシートを図1に示す。

    図1 ワークシート“価格弾力性分析”

設問1 ワークシート“価格弾力性分析”に関する 次の記述中の に入れる正しい答えを,解答群の中から選べ。

(1) 普及品,高級品の現行価格は,それぞれ 600 円,800 円であり, それらをセル B2,C2 に入力する。

(2) 普及品,高級品の現行価格に対する購入意向率は,調査の結果,それぞれ 0.25,0.30 であり,それらの値をセル B3,C3 に入力する。

(3) 普及品と高級品について,価格を 400 〜 1,200 円の間で 100 円刻みに 変化させたときの購入意向率の調査結果の値を,セル B7 〜 C15 に入力する。

(4) 価格弾力性の計算結果をセル D7 〜 E15 に表示する。ただし, 現行価格と同じ価格の価格弾力性については,分母が 0 となるので “―”を表示する。

 ここで,セル D7 に価格弾力性を算出するための次の計算式を入力して, セル D7 〜 E15 に複写した。

 IF ( , '―', )

a に関する解答群

ア A7 = B2      イ A$7 = B$2     ウ A$7 = $B2    エ $A7 = B$2

$A7 = $B2     カ B7 = B3      キ B$7 = B$3    ク B$7 = $B3

$B7 = B$3     コ $B7 = $B3

b に関する解答群

ア ((A7−B$2)/B$2)      イ ((B7−B$3)/B$3)

ウ (($A7−B$2)/B$2)     エ (($B7−B$3)/B$3)

オ − ((A7−B$2)/B$2)     カ − ((B7−B$3)/B$3)

キ −(($A7−B$2)/B$2)    ク −(($B7−B$3)/B$3)

c に関する解答群

ア ((B7−B$3)/B$3)     イ ((A$7−B$2)/B$2)

ウ (($A7−B$2)/B$2)     エ (($A7−$B2)/$B2)

オ (($B7−B$3)/B$3)     カ (($B7−$B3)/$B3)


〔ワークシート:値上〕

 N 社は,ブランドごとに,現行価格に対して容量と価格を変化させた案1〜4について, 利益を比較するためのワークシート“値上”を作成した。そのワークシートを図2に示す。

案1 現行容量,現行価格

案2 100ml 増量,200 円値上げ

案3 現行容量,100 円値上げ

案4 100ml 減量,現行価格

        図2 ワークシート“値上”

設問2 ワークシート“値上”に関する次の記述中 に 入れる正しい答えを,解答群の中から選べ。

 なお,記述中の網掛け部分は表示していない。

 図2中のワークシート“値上”の作成手順に関する説明は,次のとおりである。

(1) セル B2 〜 C8 に,ブランドごとの現行の容量(ml),価格(円),市場規模 (百万本),製造固定費(百万円),原料単価(円/ ml),容器単価(円/本), 販売管理費比率を入力する。

(2) セル F2 〜 F5 に現行容量に対する案ごとの容量差(ml)を,セル G2 〜 G5 に 現行価格に対する案ごとの価格差(円)を入力する。

(3) セル B11 〜 I12 に,ブランドごと案ごとの容量(ml),価格(円)を求める ための計算式を入力する。

(4) セル B13 〜 I13 に,ブランドごと案ごとの購入意向率を入力する。

(5) セル B14 〜 I17 に,ブランドごと案ごとに見込まれる売上数量(百万本), 売上金額(百万円),製造変動費(百万円)及び利益(百万円)を表示するた めの計算式を入力する。この分析で使う各項目の計算式を次に示す。ここで, 容量が変わっても容器単価は変わらないものとする。

〔計算式〕

売上数量 = 市場規模 × 購入意向率

売上金額 = 価格 × 売上数量

製造変動費 = (原料単価 × 容量 + 容器単価) × 売上数量

販売管理費 = 売上金額 × 販売管理費比率

利益 = 売上金額 − 製造変動費 − 製造固定費 − 販売管理費

(6) ワークシート“値上”で用いる関数を表1に示す。

    表1 ワークシート“値上”で用いる関数
  書式       説明  
垂直照合(照合値,
照合範囲,列位置)
照合範囲が指す範囲の最左端列を上から下に走査し,照合値と等しい値を もつセルが現れる最初の行を探す。次に,その行内で照合範囲の最左端列から 数えた列位置を 1,2,3,… とし,指定された列位置のセルの値を関数値として返す。
 ブランドごと案ごとの容量,価格を求めるために,ワークシート“値上”の セル B11 には次の計算式を入力し,セル B 11 〜 I12 に複写する。 あらかじめセル I2,I3 には,関数垂直照合の列位置用の数値を入力しておく。

  IF(B$9 = $B$1, $B2 + 垂直照合( ), $C2 + 垂直照合( ))

 セル B14 には,次の計算式を入力し,セル C14 〜 I14 に複写する。

  IF(B9 = $B1, ,

 セル B15 に売上金額を算出する計算式を入力し,セル C15 〜 I15 に複写する。  セル B16 には,次の計算式を入力し,セル C16 〜 I16 に複写する。

  IF(B9 = $B1, ,

 セル B17 には,次の計算式を入力し,セル C17 〜 I17 に複写する。

  IF(B9 = $B1, ,

d に関する解答群

ア B10,$E$2 〜 $G$5,I$2     イ B10,$E$2 〜 $G$5,$I2

ウ B$10,$E$2 〜 $G$5,I$2     ウ B$10,$E$2 〜 $G$5,$I2

オ $B10,$E$2 〜 $G$5,I$2     カ $B10,$E$2 〜 $G$5,$I2

e に関する解答群

ア B4 * B$13     イ $B4 * B13     ウ $B4 * $B13

エ $C4 * B13     オ $C4 * B$13     カ $C4 * $B13

f に関する解答群

ア (B6 * B11 + $B7) * B14     イ ($B6 * B11 + $B7) * B14

ウ ($B6 * B11 + $B7) * $B14    エ  (C6 * B11 + $C7) * B14

オ ($C6 * B11 + $C7) * B14     カ ($C6 * B11 + $C7) * $B14

g に関する解答群

ア B15 − B16 − B5 − B15 * B8      イ B15 − B16 − B$5 − B15 * B$8

ウ B15 − B16 − $B5 − B15 * $B8      エ B15 − B16 − C5 − B15 * C8

オ B15 − B16 − C$5 − B15 * C$8      カ B15 − B16 − $C5 − B15 * $C8


〔ワークシート:広告〕

 更なる利益増をねらって,広告の実施を検討することにした。広告費に 応じた広告の効果を表す広告効果率は,ブランド,価格,容量の違いによらず, 表2のとおりとする。ここで,広告効果率とは,広告を実施したことによる 購入意向率の増加率である。例えば,広告実施前の購入意向率を 30% とし, 500 百万円の広告費を投入した場合,表2を引くと広告効果率が 10% であることが分かり, 広告実施後の購入意向率は,33% になる。

   表2 広告費ごとの広告効果率

  広告費(百万円)   広告効果率(%) 
150 3
300 5
500 10
1,000 13
1,500 16
2,000 20

 一つのブランド,一つの案に対する広告費ごとの利益を算出するために, ワークシート“広告”を作成した。 そのワークシートを,図3に示す。図3では,ブランドとして高級品, 案として案2を選択した場合の例を示している。 広告費を投じた場合の利益の計算式を,次に示す。

    利益 = 売上金額 − 製造変動費 − 製造固定費 − 販売管理費 − 広告費

     図3 ワークシート“広告”

 ワークシート“広告”で用いる関数を表3に示す。

     表3 ワークシート“広告”で用いる関数
  書式       説明  
水平照合(照合値,
照合範囲,行位置)
照合範囲が指す範囲の最上端行を左から右に走査し,照合値と等しい値を もつセルが現れる最初の列を探す。その列内で照合範囲の最上端行から 数えた行位置を 1,2,3,… とし,指定された行位置のセルの値を関数値として返す。

設問3 ワークシート“広告”に関する次の記述中の に 入れる正しい答えを,解答群の中から選べ。

 なお,記述中の網掛けの部分は表示していない。

 図3中の各項目の説明は,次のとおりである。ここで,複数のワークシート間で データを参照するには“ワークシート名!セル”又は, “ワークシート名!範囲”という形式で指定する。

(1) セル B1 に選択したブランドを,セル B2 に選択した案を入力する。

(2) セル B3 〜 G3 に広告費(百万円),セル B4 〜 G4 に広告効果率を入力する。

(3) セル B5 に広告実施後の購入意向率を求めるために, ワークシート“値上”を参照した次の計算式を入力し,セル C5 〜 G5 に複写する。

      

(4) セル B6 〜 G6 に売上数量(百万本)を,セル B7 〜 G7 に売上金額(百万円) を求める計算式を入力する。

(5) セル B8 に製造変動費(百万円)を求めるために, ワークシート“値上”を参照した次の計算式を入力し,セル C8 〜 G8 に複写する。

     IF($B1 = 値上!$B1, , )

(6) セル B9 〜 G9 に,利益(百万円)を求める計算式を入力する。

h に関する解答群

ア B4 + IF(B1 = 値上!$B1,水平照合($B2,値上!$B10〜$E13,4),
  水平照合($D1,値上!$F10〜$I13,4))

イ B4 + IF($B1 = 値上!$B1,水平照合(B$2,値上!$B10〜$E13,3),
  水平照合(B$2,値上!$F10〜$I13,3))

ウ B4 + IF($B1 = 値上!$B1,水平照合($B2,値上!$B10〜$E13,4),
  水平照合($B2,値上!$F10〜$I13,4))

エ B4 * IF(B1 = 値上!$B1,水平照合($B2,値上!$B10〜$E13,3),
  水平照合($B2,値上!$F10〜$I13,3))

オ B4 * IF($B1 = 値上!$B1,水平照合(B2,値上!$B10〜$E13,4),
  水平照合(B2,値上!$F10〜$I13,3))

カ B4 * IF($B1 = 値上!$B1,水平照合($B2,値上!$B10〜$E13,3),
  水平照合($B2,値上!$F10〜$I13,3))

キ (1+B4) * IF($B1 = 値上!$B1,水平照合(B2,値上!$B10〜$E13,3),
  水平照合(B2,値上!$F10〜$I13,3))

ク (1+B4) * IF($B1 = 値上!$B1,水平照合($B2,値上!$B10〜$E13,3),
  水平照合($B2,値上!$F10〜$I13,3))

ケ (1+B4) * IF($B1 = 値上!$B1,水平照合($B2,値上!$B10〜$E13,4),
  水平照合($B2,値上!$F10〜$I13,4))

i に関する解答群

ア (値上!$B6 * 水平照合(B2, 値上!$B10〜$E11,1) + 値上!$B7) * B6

イ (値上!$B6 * 水平照合(B2, 値上!$B10〜$E11,2) + 値上!$B7) * B6

ウ (値上!$B6 * 水平照合($B2,値上!$B10〜$E11,1) + 値上!$B7) * B6

エ (値上!$B6 * 水平照合($B2,値上!$B10〜$E11,2) + 値上!$B7) * B6

オ (値上!$C6 * 水平照合(B2, 値上!$B10〜$E11,1) + 値上!$C7) * B6

カ (値上!$C6 * 水平照合(B2, 値上!$B10〜$E11,2) + 値上!$C7) * B6

キ (値上!$C6 * 水平照合($B2,値上!$B10〜$E11,1) + 値上!$C7) * B6

ク (値上!$C6 * 水平照合($B2,値上!$B10〜$E11,2) + 値上!$C7) * B6


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