基本情報技術者試験の過去問と解説
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平成20年 春期 基本情報技術者 午前 問21
問21   磁気ディスク装置の性能

 磁気ディスク装置の性能に関する記述のうち,適切なものはどれか。

ア アクセス時間は,回転速度を上げるか位置決め時間を短縮すると短くなる。

イ アクセス時間は,処理装置の前処理時間,データ転送後の後処理時間も含む。

ウ 記憶容量は,トラック当たりの記憶容量と1シリンダ当たりのトラック数だけで決まる。

エ データ転送速度は,回転速度と回転待ち時間で決まる。


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解説

 磁気ディスク装置のアクセス時間は、

平均シーク時間+平均回転待ち時間+データ転送速度 である。

ア:正しい。回転速度を上げると平均回転待ち時間が短くなり、データ転送速度が速くなる。

イ:誤り。アクセス時間には、処理装置の前処理時間やデータ転送後の後処理時間は含まない。

ウ:誤り。記憶容量=トラック当たりの記憶容量×1シリンダ当たりのトラック数×シリンダ数 である。

エ:誤り。データ転送速度には、回転待ち時間は含まない。


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