【基本情報技術者試験平成16年春期午後】問題と解答

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平成16年春期基本情報技術者午後問13

問13　　 CASL

設問１，２に答えよ。

〔プログラムの説明〕

10 進数の文字列を，編集して出力する副プログラム EDOUT である。

(1)　主プログラムは，GR1 にパラメタの先頭番地を格納して EDOUT を呼び出す。パラメタの内容は，次のとおりである。

(2)　文字列は，“0”～“9”の数字だけからなる。

(3)　文字列中の各文字は，連続する語の下位 8 ビットに格納され，上位 8 ビットにはすべて 0 が格納されている。

(4)　EDOUT は文字列に対して次の編集を行い，18 語の連続する領域 OUTB に右詰めで格納する。

　①　文字列の右端から３文字ごとに，“,”を挿入する。

　②　① の結果を，1 文字ずつ OUTB の各語の下位 8 ビットに格納する（上位 8 ビットには，すべて 0 を格納する）。

　③　① の結果が 18 文字未満の場合，OUTB の残りの語には，間隔文字を格納する。

　④　① の結果が 19 文字以上の場合は，右から 18 文字分だけを格納する。

(5)　副プログラムから戻るとき，GR1 ～ GR7 の内容は元に戻す。

〔プログラム〕

（行番号）
 1 EDOUT　START
 2　      RPUSH
 3        LD     GR0,0,GR1    ; 先頭の数字のアドレスを GR0 へ
 4        ST     GR0,ADDRS
 5        LD     GR1,1,GR1    ; 文字列の長さを GR1 へ
 6        ADDL   GR1,ADDRS
 7        LAD    GR1,-1,GR1   ; 最後の数字のアドレス
 8        LD     GR2,OUTLNG   ; 出力領域の添字
 9        LAD    GR3,3        ; 位取りカウンタ初期化
10 LOOP   SUBA   GR2,=1       ; 出力領域の最後か？
11        
12        CPL    GR1,ADDRS    ; 先頭の数字か？
13        JMI    SPACIN
14        SUBA   GR3,=1       ; 位取りの判断
15        
16        LD     GR0,0,GR1
17        LAD    GR1,-1,GR1
18        JUMP   MOVCHR
19 RANK   
20        LAD    GR3,3        ; 位取りカウンタ再初期化
21        JUMP   MOVCHR
22 SPACIN LD     GR0,SPACE
23 MOVCHR 
24        JUMP   LOOP
25 OUTPUT OUT    OUTB,OUTLNG
26        RPOP
27        RET
28 OUTB   DS     18
29 ADDRS　DS     1
30 COMMA　DC     ','
31 SPACE　DC     ' '
32 OUTLNG DC     18
33        END